泣いて綺麗になる“涙活”夏の一冊~「ちょっと今から仕事やめてくる」~

ライフスタイル 2017.07.13

疲れが取れない時には、ほんの少しの涙が心のリフレッシュに♪

泣いて綺麗になる涙活の一冊「ちょっと今から仕事やめてくる」を読む女性

大きなトラブルではなくても、ちょっとしたストレスや人間関係、漫然と過ぎていく日々に心が疲れてしまう時ってありませんか?
そんなちょっとした心の疲れは、健康や美容にも影響が!

まずは体の中からリフレッシュして心を癒すことが、女性の美を保つにはとても大切なことなんです。
心のリフレッシュにおすすめなのが、自分から涙を流す美容法の“涙活(るいかつ)”!1ヵ月に一度でもいいので、ほんの少し涙を流して心をデトックスしてみませんか?不思議と心も体もすっきりするはず♪

今回は“涙活”におすすめの一冊をご紹介します。

働く人たちの人生応援ストーリー「ちょっと今から仕事やめてくる」

泣いて綺麗になる涙活の一冊で仕事をやめる男性のイメージ画像

今回ご紹介するのは、ベストセラーとなった「ちょっと今から仕事やめてくる」。映画化もされて大ヒットしている作品です。

新入社員として働く主人公隆は、ブラック企業にこきつかわれて心身ともに衰弱し、ある日線路に飛び込もうとしたところを、同級生のヤマモトに助けられます。
関西に引っ越したため関西弁でよくしゃべり、いつも明るく歯磨き粉のCMのようなスマイルのヤマモトと意気投合し、しょっちゅう飲みに行ったり仕事のアドバイスもしてもらったりしながら、徐々に仕事も精神状態も上向きになっていく隆。でもある日、本当の同級生のヤマモトは海外赴任中であることを知ります。
まったくの赤の他人がなぜ自分を助けてくれるのか―それが知りたくて、ネットで検索するうちに、ヤマモトと同じ顔をした男性が、激務でうつ状態になって自殺したというニュースを見つけて、「あのヤマモトは幽霊なのか?」という疑問を抱きます。

赤の他人なのに力になってくれた、ヤマモトの正体とは?(ネタバレあり)

実はそのヤマモトとは、自殺した男性の双子の兄。何の面識もなかったけど、自殺した兄を救えなかった後悔から、偶然見かけた隆の表情を見てどうしても助けたかったということでした。
再び仕事に行き詰って、会社の屋上から飛び降りようとした隆に、「自分が死んでも誰も悲しまないなんてことはない。残された家族のことを考えたことはあるのか」と問われて動揺する隆。自殺を思いとどまって両親に電話をかけ、母親から「いつでも帰ってきたらいい」と言われ、自殺しようとした自分への後悔と両親の愛情と、ヤマモトのことを思って涙…

助けてもらった隆が最後に選んだ道に、ほろり…

泣いて綺麗になる涙活の一冊で泣けるシーン

自分のために生きようと、何かから吹っ切れた隆はヤマモトに「ちょっと今から仕事やめてくる」と告げると会社に退職願を出します。
意気揚々とスキップしながらヤマモトとの待ち合わせ場所に戻る隆の姿を見て、ヤマモトは会わずにその場を去ります。「人生悪いもんじゃないだろ?」と書いたメモを残して…。

ヤマモトはカウンセラーとして働きながらも、双子の兄を救えなかった自分を責め続け、長い間苦しんでいました。兄の代わりに助けたかった隆を、本当に救えたのかどうか、気になっていた時に、ヤマモトの前に白衣を着た隆が現れます。
「助けたい人がいる」そう言って隆は歯磨き粉のCMようなスマイルを見せます。かつてのヤマモトのように。

苦しんで目の前の人を全力で助ける、その友達同士の姿に心温まります。
仕事をしている人はもちろん、仕事以外でちょっと疲れている人も優しい気持ちにしてくれる一冊です。本も映画もおすすめです。ぜひ試してみてくださいね。


吉田英史

早稲田大学大学院教育学研究科修了。老人ホーム、学校勤務を経て、感涙療法士として、医療や福祉、教育の現場あるいは、最近では自治体、企業等で涙活(るいかつ)を広め、患者や生徒、職員等の心の健康をサポートする。泣くことの美容効果にも注目し、女性向けの涙活イベントやテレビ、新聞、雑誌など多数メディアで活躍中。