韓国人と日本人の髪質の違いが分かる、現代人のルーツとは?

ビューティ 2017.06.13

見た目は似ているのに髪質が違う理由って?

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前回コラムで「韓国人と日本人の髪質の違い」について、ご紹介しました。

今回は、「韓国人と日本人は、見た目は似ているのに髪質が全然違うのはなぜ?」という疑問に迫っていきたいと思います。

現代人のルーツを辿ると…中央アフリカのひとりの女性に行きつく?!

日本人と韓国人では髪質が違う

アメリカのカリフォルニア大学に「ミトコンドリアイブ仮説」という論文があります。
現代人のルーツを辿ると1人の中央アフリカの女性に行き着く、という現代人の進化過程の研究をしたものです。

一般的に1人の男性と1人の女性から子供が生まれます。その時の子供の遺伝子は、男性と女性の遺伝子を引き継ぎます。遺伝子には核があり、その周りにはミトコンドリアがいます。
その子供の遺伝子核は男性女性両方の遺伝子を引き継ぐのですが、ミトコンドリアは女性のものしか引き継がないのだそうです(男性のミトコンドリアは女性のミトコンドリアや核の栄養源になっていくのだとか)。

そのミトコンドリアを調べて辿っていったのが、その論文です。
論文によれば、現代人は36種類のミトコンドリアに分けられ、日本人は9種類のミトコンドリアが存在するのだそう。

実に全世界の4分の1の種類が日本人の中にいる計算になります。
海に囲まれた日本は古来より単独民族と思われていますが、実は多くの人種が混ざっているのです。

日本人と韓国人では耳垢のタイプも違う?!

日本人と韓国人では髪質が違う

多くの人種が混ざると言われる日本人。その証が耳垢と言われています。

耳垢は耳かきで取れるカサカサの方と、綿棒でしか取れないベチャベチャの方がいます。

さきほどのミトコンドリアイブ仮説で考えれば、北の寒いところを回って交配を繰り返してきた人を祖先に持つ方は前者のカサカサタイプ。そして南の温かい方を回って交配を繰り返して来た人は後者のベチャベチャタイプを祖先に持つと言われています。
日本人の耳垢は後者が多いかと思います。ですから韓国の方は北周りを祖先に持つタイプが多いのではないかと考えられます。

顔立ちだけでは見分けがつきにくい、日本人と韓国人。
一見しただけでは分からないところに、違いがあるんですね。

監修/古根川一弥(SCENEcomplex)


古根川一弥

美容室scene complex(シーンコンプレックス)店長。サロンワークのかたわら、「美容師がもっと使いやすいもの、お客様の髪の負担を減らすもの」を追求して、独自に研究・検証を重ねるカラーの達人。ヘアカラーやパーマ剤、オリジナルのハケなどの開発、国内外での講習会など幅広く活躍する技術者。