ヘアカラーでかぶれることがあるってホント?美容師が気を付けるべきこと

ビューティ 2017.09.08

ヘアカラーでかぶれることがあるってホント?

ヘアカラーやヘアケアをする美容師

ヘアカラーで頭皮がかぶれてしまうことは、100%ない!とは言い切れません。
かぶれなどのトラブルを起こさないために、髪のプロである美容師は、薬剤や髪の勉強をしています。パッチテストや問診、触診などを行っています。

私はカラーリングが昔から大好きです。
でも、今までにカラーでお客様の頭皮がかぶれてしまったこともありました。

帰宅後に起こる?!アレルギー皮膚炎とは

ヘアカラーをする美容師

初めてかぶれた方は、カラーをしてお帰りになった夜に地肌が痒くなってきたとのことでした。次の朝にお電話を頂き、ご来店した時は地肌が紫色になってグチャグチャになり、顔はパンパンに腫れ、大変な状況になっていました。

今思えばこれが、ジアミンかぶれ。カラー剤の染料のジアミンが皮膚について、皮膚がアレルギーを起こしてしまい、頭皮や顔に炎症を起こす現象だったのです。しかもこれは後から出てくる症状で遅延型接触性皮膚炎と呼ばれ、お客様が帰る際にはなんともありません。

しかし、その頃は何が起こっているのか分からず…ただただ謝るしかなく、病院に一緒に行き、初めてヘアカラーによるかぶれがこんなに大変なものだと分かりました。幸い静脈注射を打つと、痒みも治まりなんとか事なきを得たことを覚えています。

本当にお客様をキレイにするヘアカラーとは?

かぶれのないヘアカラーできれいな女性

その経験から、ヘアカラーの怖さを改めて認識しました。そして薬剤の勉強やパッチテストや問診などの大切さを知りました。
きちんと勉強することで「なぜかぶれるのか?」が分かり、お客様を本当にキレイにするカラーリングにつながっていくのだと思います。

ヘアカラーやパーマの薬剤や技術は、日々進化し続けています。
私はそれを勉強するうちにどんどん深みにはまってしまい、物理の勉強や薬剤の開発にまで広がっていってしまいました。
なぜそこまでするのかというと…興味が出たからという理由もさることながら、何のトラブルもなく、お客様一人ひとりが美しくなる施術をするためです。
私たち美容師は日々のサロンワークで、それを心がけているのです。


古根川一弥

美容室scene complex(シーンコンプレックス)店長。サロンワークのかたわら、「美容師がもっと使いやすいもの、お客様の髪の負担を減らすもの」を追求して、独自に研究・検証を重ねるカラーの達人。ヘアカラーやパーマ剤、オリジナルのハケなどの開発、国内外での講習会など幅広く活躍する技術者。